日記
髪を切ってきました。という話をしたいと思います。
僕は毎回ホットペッパービューティーのサイトを使って予約をするんですが、それは電話が嫌いっていうのがまず大前提にあって。
ということを担当の美容師のお兄さんに話したら
「じゃあ僕に直接メールくれたらそれでオッケーだよ」
とのことで、メアドを教えてくれまして。
それならまあメールしてみるか〜と思って一回メールしたんですけど、これまた重大な欠点に気付いてしまったんですよね。
たとえば、明日の夜7時に予約を入れたいとするじゃないですか。
そのためには「明日の夜7時に予約したいんですけど空いてますか?」みたいなメールを送りますよね。
でも美容師のお兄さんは僕と違って四六時中スマホを弄ってるわけではないので、即座に返信が来るわけではありません。僕だって四六時中は弄ってないわ!死ね!
そんなわけなので、確認してからタイムラグが発生してしまうんですよね。
僕は人生の大体が暇なので、それでもまあ問題ないんですけど、もし万が一、髪を切ってから人に会いたい、みたいなことがあったらマズいじゃないですか。
最高に綺麗にして、最高にキマった(キメてもらった)髪型で、人に会いたい、大好きな人に会いたいみたいなことがあるかもしれないわけですよ。
照英とか。
そうなるとそっちのほうの予定も相談しないといけないので、タイムラグのせいで美容室の時間が決まらないままだと、相手にも迷惑をかけてしまいます。
照英だってロケとかいっぱいありますしね。海外ロケも多いから飛行機の時間とかもあるでしょうし。
まあ……照英と時間を相談して会うということはないので、実際のところメールでのやり取りでも問題ないんですけどね。
いや、でももう一つ問題があって、実はそっちのほうが僕にとっては死活問題になってくるわけです。
ホットペッパービューティーで美容室を予約すると、リクルートポイントっていうのが貯まるんですよ。
このリクルートポイントっていうのは、早い話が楽天ポイントのパクリみたいなやつなんですけど。1ポイント1円で使えるという、早い話が楽天ポイントのパクリみたいなやつです。
で、1回のヘアカットで120ポイントくらい貯まるわけです。
120ポイント=120円。
120円あったらもやしが6袋買えますからね。
つまり髪を切るだけで6食=1週間分の食事が付いてくるわけです。
だが、しかし。です。
美容師のお兄さんに直アポを取るとこのポイントが発生しないんですね。
つまり1週間のもやしがパア。
それはちょっと許されません。
代わりに切った髪を持ち帰らせてくれるんだったら、それを佃煮とかに調理して食べられるんですけどね。気持ち悪いですか?僕という人間は何時だって全てが気持ち悪いです。
というわけで、相変わらずホットペッパービューティーを使って予約したんですけど、ガッツリ遅刻しました。テヘヘ、申し訳ねっす〜。
たぶんお兄さんが直アポ望むのって、ホットペッパービューティー経由で予約されちゃうとマージンを取られてしまうからだと思うんですよね。
毎回カットしかしない。120円のためにホットペッパービューティーを使う。遅刻してくる。こうやって羅列してみるとマジで最悪の客ですね。
で、今日の僕は輪をかけて最悪だったと思うんです。
僕と担当の美容師さんはもう3〜4年くらいの付き合いになるんですけど、そうするとわりと話す内容もフランクになってくるというか。フランクフルトになってくるというか。
そうですね、今日はチンコの話を延々としてました。
いやいやいや、男二人が仲良くなったらするでしょ、チンコの話。
でも僕も美容師のお兄さんも、二人とも1日1回戦が限度な上に早漏で、もう相手に対して申し訳ないから一生センズリこいてようぜ、っていう話をしていました。
いや、美容室自体はめちゃくちゃオシャレな土地にあって、めちゃくちゃオシャレなんですよ。ただただ、僕という人間がめちゃくちゃに最悪なだけです。オラ〜〜〜〜オシャレ猥談だぞ〜〜〜
僕が遅刻したために後のお客さんが来てしまって、僕は途中で放置プレイです。
一人でデカい声で猥談をするわけにもいかなかったので、大人しく渡された雑誌を読んでいました。
ただ、猥談をしていたがために僕のムラムラはピークでした。
ん? それだとお兄さんのチンコの話を聞いてムラムラしたみたいになってしまいますね。
じゃあ、僕が勝手に僕のムラムラはピークでした。
基本的にファッション雑誌は読まないので知識が浅いんですけど、ひとつだけ明確に覚えているコーナー名がありました。
そこにはオシャレ女の裸がオシャレに載っている、という明確な記憶が。
で、皆が読んでて、皆が持ってるから恥ずかしい付録が付いてるタイプのメンズファッション誌に掲載されていることも何となく覚えていました。
これだ〜〜!!!!
と思って手に取ったメンズノンノ。
僕は血眼で探しました。ちんかめを。
すると突然
「ファッション誌とかよく読まれるんですか〜? ていうか、あれ? メンズノンノ載ってません?」
とアシスタントのお姉さんが声をかけてきてくれました。
まさか
「すいません、ちんかめ載ってないんですけど」
とも言えず、しかし元来の人見知りを発揮してしまい(お店でまともに話せるのは担当のお兄さんだけ)
「いやいやいや……」
とだけ答えました。さっきまであんな元気にチンコの話してたのに。
「え〜、でもお兄さんお洒落だしイケメンだし、全然載ってそうですよね〜」
ごめんね、ちんかめを必死に探しててごめんね。
「いや、全然ですよ、そんな、全然……」
ごめんね、ちんかめはメンズノンノじゃなくてスマートでした、ごめんね。
「ファッション誌とかよく読まれるんですか〜?」
話を仕切り直してきたぞこのアマ!僕はお兄さんとチンコの話だけしてたいのに!
と思う心を抑えつつ、大人としての対応をします。
「デュフ、読まないですね、ぜ、全然わからなくて……」
早く大人になりた〜い!
「な、夏って何を、う〜ん、着たらいいか、わ、わかんないんですよね……」
と、僕が言うなりアシスタントさんは色々と夏のコーデについて説明してくれました。
さっきお洒落って言った以上、本当に思ってたなら口をつぐんでほしかったです。
ひと通り説明してもらった上で僕が「なるほど〜」と要領を得ない返答をすると
「もうすぐ来ると思いますのでしばらくお待ちください」
とお姉さんは奥へと引っ込んでしまいました。
こういうコミュ力のなさで相手にしんどい思いをさせたんだろうな〜って時はなかなか心にクるものがありますね。
こんなことならちんかめを探さずに、スマホでAVでも見ておくんでした。
でもちんかめは最高。
ちんかめの載ってないメンズノンノをパラパラとめくっていると、担当の美容師さんが戻ってきてくれました。ふえ〜ん、つらかったよぉ……。
お兄さんは開口一番、
「いやでもやっぱ俺は抱きたいときに抱きたいわ」
ですって。
アンタが最高!
引き続きチンコの話をしながらもチョキチョキと切り揃えられていく僕の髪。
チンコの話をしながらでも、綺麗にできるのってプロだなぁと思います。
僕もチンコの話をしながら仕事をできるプロフェッショナルでありたい。
(ここでスガシカオのProgressが流れ、二人のチンコの話がオーバーラップする。「もう相手の期待に応えられないチンコとか要らないよね! あげちゃっていいもん俺」「セルフ阿部定事件みたいな感じですか!」「ギャハハ!」)
で、そんなこんなで今日のカットは終了。
色々美容室を渡り歩いてきましたけど、今の担当さんが一番イメージ通りにしてくれる感じがします。それより何よりチンコの話ができるのが最高。
7月になりましたし、もうすぐ最高の夏もやってくることですし、この辺りで一旦さっぱりできてよかったです。
チンコの話をしまくったからさっぱりしたわけじゃないです。
髪を切ってきました。